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Withコロナ時代の教育・研修スタイルについて

SES(システムエンジニアリングサービス)で、社外に常駐するエンジニアかつ、只今案件遅延中で、心に余裕がない藤川です。(><)

社外で得た知見や考え方を社内の新人さん向けに還元すべく、12回の社内発表会を実施してみました。今回は、発表後に自身でたどり着いた教育・研修スタイルについてまとめます。これはきっとWithコロナ時代の教育・研修スタイルの糸口となることでしょう。次回からは12回の内容をお届けします。

実施したこと

実施期間:2020/02~2020/06 (合計12回)

社内で6~15名に対し、私が3年間のSE経験で学んだことを各回30分程度のお話として、パワーポイントを元に発表しました。コロナによる自粛開始後は、有料版Zoomを用い、自宅からリモート発表を実施しました。

発表を経て学んだこと

その①自分しか話せない内容にすること

本で学べる内容は本を読んでもらえばいい。と気づきました。せっかくの発表です。今その瞬間に、私しか発表できない内容が絶対にあるはず!と思い、とにかく自身の考えをぶつけました。必然的に自分の経験談を入れるしかありませんが、発表し終えた時にはもうあなただけの大切な宝物ができている感覚です。

その②対話型にすること

当初私は、ずっと一人で喋りっぱなしでした。そうすると、受講者の顔はなかなか楽しそうではありません。それに気づいてからは、発表前の資料作りの時点で、聴講者への問いかけを必ず入れることにしました。こうすることで、自分の伝えたい内容が伝わっているのか、自分では思いつかない考えに遭遇させてくれます。これは大変有意義なことです。

その③聞いている人が爆笑すること

これが一番難しかったです。やはり笑いがあることで、発表者も聴講者も全体的に士気が上がり、チームワークが生まれることは明確でした。大きな笑いの時はやはり印象に残ります。新人さん達にも楽しく幸せに仕事して欲しいです!

その④保存すること

必ず少しでも資料を作成することと、発表時の風景を残す事を実践しました。動画で保存することは非常に良く、忙しくて参加できない社員にも、その日の発表内容をリアルに伝えることができました。

その⑤当時の自分が知りたかった内容を当時の自分へ教える気持ちで

この考え方を積み重ねていけば、きっと未来では皆がもっと上のスキームでクリエイティブに、物を考えていけるのではないかと考えます。「SE3年目の今、昔の自分が知りたかったこと」をキーワードにいつもネタ作りをしました。

発表を経て考えたこと

もともと発表に至ったのは、SESの欠点を補い、利益とするためでした。SESの性質上、お客様先に数カ月~数年と常駐し、開発を行う傾向にあります。そうすると、本当の自分の会社に帰るのは月に1度程度。新人さんが来ても少しの接点で終わってしまいます。寂しいですし、これでは新人さんに何も伝えれません。

少しでも、現在の業務で学んだことを。今の仕事の楽しさを。後続の未来のSE達へ伝えたい!と定時後すぐに自社へ走り息荒いまま授業をしました。そんな中で見えてきたのは、「研修は財産化できる」という確信でした。今回の12回で受講者達からは

「流されて、言われる事だけやるのではなく、自分から相手に価値を提供しに行くことが大事なんだと気づけた。」

「当たり前を自ら教えてくれる人はなかなかいないから、知らない事のオンパレードでした。未経験の私からしたらめちゃくちゃありがたいです。」

と、自分でも驚く程の反響がありました。やってよかった。これは自分自身にもメリットにもなりますし、今回資料をパワーポイント、授業風景を動画で保存し共有したので、未来の新人さんへも、これからノーコスト・ノータイムで知見を伝える事ができます。

場所は離れていても、時空は違えど、あなたの今を、学んできた経験を、簡単に残し、共有し、共に笑い学びあえる時代です。withコロナの時代は、きっとそれを強く感じさせてくれる時代でもあるはずです。

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